海とともに歩んだ15年。
現場を守り、次世代へつなぐ。

社員

港務部 内航課 係長
2011年入社

T.Y.さん

PROFILE

・入社して現在に至るまでの15年間、内航課に所属する船舶代理店業務一筋のスペシャリスト。
・船会社との窓口として内航船の手配業務に従事し、船舶の入港から出港までをサポート。
・武道や芸道などで重んじられる「守破離」の考えを軸に、先輩・上司の仕事に対する想いや仕事の仕方を見て学ぶ姿勢を大切にしている。
・今後は、先人から受け継いだ想いや信頼関係を守りつつ、社員からも選ばれる部署を目指して働きやすい職場づくりに挑戦したいと考えている。

  • 社員

    担当している仕事内容を教えてください

    安全かつ迅速な本船の入出港を実現するために、日々尽力

    内航課は、国内間輸送の船(内航船)を取り扱う船舶代理店として、船会社や船長の代理となり船の入港から出港までの一連の業務を行う部署です。その中でも私が現在主に担当しているのは、船会社や船長との窓口となる手配業務です。
    具体的には、船会社から代理店業務の依頼を受けたのち、荷主やターミナルとの打ち合わせや官公庁への各種申請業務を行っております。その間、船会社や船長とも連絡を取りながら荷役予定を決定し、本船の安全で迅速な入出港に寄与できるよう努めています。
    船会社や船長からは名古屋港のローカルルールや慣習的な部分のアドバイスを求められることも多く、岸壁(以下バース)毎に独自のルールや制限もあるため、それらを船会社や船長と情報共有し、正しく運用することも私の大きな役割だと考えています。

  • 仕事をしていてやりがいを感じる瞬間や
    印象に残っているエピソードはありますか?

    「ありがとう」の言葉が、この仕事の原動力

    社員

    私にとっての一番のやりがいは、当たり前に行っている業務において船会社の方や船長から「ありがとう」「いつも助かっているよ」「やっぱり五洋さんに任せてよかった」と感謝の言葉やお褒めの言葉を頂ける瞬間です。何かトラブルの対応をした時には、もちろん同じように有難いお言葉をいただけますが、それよりも定常の業務の中で船会社の利益になる方法はないか?本船に対してより良い提案はないか?常に考え工夫をしていることが相手にも伝わり、喜んでいただける瞬間は大きな励みになっていますし、「この仕事をやっていてよかった」と心から思う瞬間です。
    特に難しいと感じているのは、公共バースにおける荷役バースの調整です。公共バースでは、他社の船を含めて複数の船舶が同じ日時に同じ位置で荷役を希望することがあります。このような場合、名古屋港においては外航船の優先順位が高く優先される為、内航船は荷役スケジュールや荷役バースを変更せざるを得ないことがあります。しかし、なんとか希望の日時に荷役を行うために、他社の荷役業者や船舶代理店と調整し、お互いに荷役位置や荷役時間を融通し合ったり、場合によっては船長と船会社と協議をして本船喫水を調整し別のバースに着岸するなどして予定通りのスケジュールで入出港させることが出来たときには、船会社の方から感謝のお言葉を頂けますし、達成感を感じる瞬間でもあります。
    しかし、前述のような調整をする為にはそもそも現場のことを良く知らないといけませんし、快く相談に乗っていただけるようにバース管理者の方や同業他社様との普段からの関係作りが大切になってきます。その為、普段からそういった目線で荷役現場をよく見たり、関係会社の方と接する際には信頼を得られるような言葉遣いや振る舞いをするように心掛けています。

  • 仕事をする上で最も大切にしていることは何ですか?

    「真似る」から始まる成長と、内航課を支えるチームの結束力

    私は学生時代に経験した柔道で学んだ「守破離」という考え方を仕事にも活かして取り組んでいます。新しいことを学ぶときには、まずは先輩や上司の真似をすることを徹底します。教わった仕事の中には、教えてくれたその先輩や上司がお客様のことを考え、工夫して、大切にしているものが詰まっていると考えているからです。まずそれを知り、真似をして身につけることが、いち早くお客様の役に立つことが出来る方法だと思っています。
    私自身が後輩に教える際も、なぜこのやり方をしているのかを説明し「まずはやり方を真似することを意識してみてほしい」と伝えています。そして上手くいかなかったときは、どんな状況であっても他責にせず、振り返ってみて自分に何が出来たのか、次はこうしてみようという反省をすることを意識しています。
    また、内航課は課員全員で全ての船を請け負っていますので課内での連携が欠かせません。ですので、共通の認識をもってチーム一体となって仕事ができるように、逐一情報共有ができる体制を整えています。例えば、月1回の課内会議で各現場の情報を共有したり、共有LINE等により困ったときにすぐに連絡が取れるようにしています。また、頼んだことは「どうだった?」とこちらからも声をかけ、一人で抱えないようにチームで対応するよう心がけています。そうした日々の積み重ねが、チームみんなで同じ方向を向き、困ったときにはお互いに助け合える雰囲気づくりにつながればいいなと考えています。

  • 社員

    今後五洋海運で頑張りたいこと・挑戦していきたいことがあれば教えてください

    受け継いだ信頼を守りつつ、
    働きやすい環境を次世代へ

    五洋海運の船舶代理店は外航船を取り扱う外航課と内航船を取り扱う内航課で部署が分かれており、船舶代理店業としては他社ではあまりみられない組織体制であると思います。これは、先人の方々が長年にわたってお客様との信頼関係を築き上げてくれたおかげで、それだけ多くの船数を取り扱うことができているからこそ実現できているものだと感じています。そんな先人たちが創り上げてきてくれたものを自分も大切にしながらこれからも受け継ぎ、守っていきたいという想いを強く持っています。
    一方で、夜間や休日も業務があるため、出勤体制が不規則になることもあり、その働き方を敬遠する人も少なくありません。だからこそ、デジタル化や業務効率化を積極的に取り入れ、少しでも働きやすい職場づくりを進めたいと考えています。加えて、内航課ならではのやりがいや魅力もあるのでそれを伝え、「内航課で働きたいな」と思ってもらえるような社内でも選ばれる部署にしていきたいです。
    これからも内航課で働き続けるなかで、五洋海運の船舶代理店業を次の世代へつなぎ、さらに発展させていくことが、私にとっての大きな挑戦です。

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